フォレスタCoC 2010年発売 日本大昭和板紙
バレンタインネタであの紙でいこうと予定を立てていたのだが、新製品のサンプルを入手したのでやはり新鮮な情報を優先して今日はフォレスタCoCだ。
Forestaは森林のこと、PEFC森林認証を取得しているのでCoCがついているもちろん森林循環紙だ。
紙自体は両面白で手触りはツルっとしている。オフセット(印刷屋さんの印刷機)レーザー、インクジェット何を使っても扱いやすい印刷用紙だ。
新製品の案内には「日本のCO2削減のために国産材70%使用」と言う説明文があり、間伐材使用マークや3.9木づかい(サンキューきづかい)マークもついている。
この説明文を見て「あれ?!CO2削減のためには木を切らない方が良いんじゃないの?」なんてことを思ってないだろうか?
木は間伐(間引き)してある程度間隔を開けてやらないと上手く育たない。それに、二酸化炭素を吸収するのは炭素を木自身のからだにするためだから成長していく過程の作業だ。成熟してしまうとその役割は終ってしまうので木材や紙にして使うのがベストだ。その逆にテレビでも時々見かける「切らなければ良い」と言う間違った森林保護意識で放置された森では、木が枯れて腐るので返って二酸化炭素を放出してしまう。
そうならないようにできるだけ国産材を使って森をきちんと管理しましょ!と言うのが3.9木づかい運動だ。
そのものズバリ「森林」と言う名のフォレスタCoCが日本の森林のことをじっくり考えるきっかけになってくれれば、と思っている。