NBファイバー 1955年発売 日清紡
毎年9月になると竹内まりやの《September》を口ずさみたくなる。
♪からし色のシャツ追いながら 飛び乗った電車のドア....
っと言うことで私にとって9月はカラシ色だ。からし色の紙というと「NBファイバー 栗」。色名もカラシではないのに何故か真っ先に頭に浮ぶのは不思議とこの紙だ。
NBファイバーの発売は先日大敗を喫した自由民主党 結党の年1955年。発売時にはNBKファイバーと言う商品名だったが1981年頃にNBファイバーに名称変更した。NBはNISSHINBOのNとB、Kは恐らく株式会社だろう。ファイバーは日本語にすると繊維のことだが、「強い」と言う意味で使われている。
紙の表情は、表裏差が少なく半光沢、手触りはツルツルしている。包装紙のように少しムラが有る感じが独特の良い雰囲気だ。色数は17色で3連量。110kg、130kg、160kgと、OKACカードやケンラン、テンカラーなどのカード紙より少し薄い所に位置する。
名前の通り折曲げや引裂きに強く、その強さを活かした袋や箱、表紙などに使われているが、半光沢と独特の雰囲気を活かしたパッケージや案内状などに使われるなどその用途は幅広い。