桃が無い

触って楽しむ紙を紹介していこうと思って、NTスフールプライクわたがみウーペと計画していたのだけれど、オリンピックが思いのほか盛り上がってその話題を取り上げていったら飛び飛びになってしまった。閉会式も終わったのでやっと落ち着いて紙の話ができる、今日は「桃はだ」。この景察手帳を書こうと思うまで気がつかなかったことだけれど「桃はだ」には桃色がない。現在はホワイトとナチュラルの2色だが、昨年廃色になったシルバーも含めて発売当初から3色だったのではじめから桃色は無い。桃はだと言う名前で開発した国産の紙ならもちろん桃色ははずさないはずだがこれはフランスの紙。元々の商品名は別なので仕方がないかもしれない。逆に、桃色があるわけでもない起毛紙に「桃はだ」と名付けたセンスに拍手を送りたい。

プロフィール
商品名:桃はだ
発売年:2004年発売
おもて面:桃の肌のような、スエードのような手触り、毛足は短く扱いやすい。
裏面:上質やケントのように平ら。
用途:名刺、カード、パッケージ、案内状
説明:毛足の短い起毛紙