オンリーワン

久しぶりに廃品商品の紹介だ。
高白色と言うよりは青白い、ケントにマットコートのカリッと堅い紙ネルソンオペークケント。商品名のケントはベースにケント紙を使っていると言う意味、オペークは不透明、ネルソンはイギリスのネルソン提督から頂いたと聞く。
全盛期には「ネルソンオペークケントに代わる物で安い紙はないのか?」とよく聞かれた。でもネルソンオペークケントは類似品のないオンリーワンの商品だ代替できる紙はなかった。にも関わらず廃品と言うことは何か今の流行とあわなくなって来たのだろうか?
このところ高白色の紙は増えているのでこれは問題ないだろう?!もちろん不透明は歓迎される。となると問題は「堅い」だろうか?
1994年のヴァンヌーボの発売以来、時代はふわっとした紙を求めているようだ。(もちろん堅い紙も売れています)白さも青白いよりは 純に白い方が好まれるのかもしれない。色々な条件が重なってネルソンオペークケントは、ネルソン提督が戦死した47歳より5年短い42年でその幕を閉じる。コーティングケントという一つのカテゴリーが無くなってしまうのは大変残念だ。