紙飛行機

PHO 1950年発売 富士フイルム
読み方に戸惑うかも知れないが、みたままそのまんま「ピー・エッチ・オー」だ。富士フイルムの製品で「PHO」だと「photograph」(写真)からついた商品名だと言うのは想像がつくだろう?!写真印画紙用原紙の製造技術を応用して開発されたPHOは、表面はきめ細かく、また、湿度による伸縮が少ない。
「ただそれだけ?」と思った方、あなどってはいけない。「湿度による伸縮が少ない」と言うことは、雨降りで湿気が多くても、レーザープリンタやインクジェットでプリントしても、また、糊で貼りつけても、波打ったりカールしたりと言うトラブルが少ないということだ。(耐水という意味ではありませんので念の為)
最近は名刺や賞状もレーザープリンタで印刷する方も多く、少しクリーム色で高級感があるPHOは扱いやすいので人気だ。
しかしそう言う「本業」以外にPHOは別の顔を持っている。紙飛行機だ。伸縮が少ないのはこの方面でも実力を発揮する。紙飛行機というと1枚の紙を折って作るあの紙飛行機を思い浮かべる人が多い。もちろんその用途でPHOを買う方もいらっしゃるのだが、グライダーを形どったようなキチントした競技用紙飛行機に使う方が多い。
私も作ってみたが確かによく飛ぶ。